令和6年度司法書士試験超直前期!残りの約1か月で何をやる?

ついに今年度の本試験まであと1か月ほどとなりましたね。
今回の試験から記述式の配点も変更になり、いつも以上に慣れないことが多いと思います。

さて、今日はそんな試験まで残り約1か月に、当時、私がした勉強方法についてお話しようと思います。
注意:最新の出題傾向や新配点となった記述に関してのお話はできません。抽象的なお話が多いので予めご承知おきください。

それでは一番大切な直前期の勉強について。

もはや説明不要なくらい皆さんお分かりだと思いますが、今は超が付く直前期です。
可能な限りの可処分時間を勉強にあてることは当然ですが、そこで出てくる悩みの一つに「何をしよう・・・」があります。

では、この直前期に合格するためにすべき勉強とは何でしょうか。

答えから言ってしまうと、人それぞれ、ということになります。
当たり前だろ、とツッコミが聞こえます。

例をあげると
・基準点に到達していない方→基本書や過去問中心で基礎論点+α(各予備校さんの難易度ABC問題のうちAB)に絞る
・基準点に到達している方 →基本書はそこそこに演習中心(難易度の絞りはない)
・合格点レベルの点数の方 →苦手分野の対策(出ちゃった時のシミュレーション等)+全体のまんべんない確認

とかになるんだと思います。
あと、上記の例に加えて、記述対策をすると思いますが、この1か月で記述の過去問には触れておくことをオススメします。
この数か月は予備校等の答練・模試漬になっていたと思いますが、各予備校さんの記述問題は非常に洗練されていて本試験のそれとは少し異なる点があります。
今年の本試験記述はかなり精査された問題となると予想してますが、それでいてもなお、本試験の記述スタイルに慣れておくことは必要です。

と、このように書きましたが、これもただの一例です。
上記の例に、さらにここ数か月の模試などの成績を加味し、同じ学習を繰り返すのか・新しい学習を取り入れるのか、が決まったりします。
※個人的には、成績が上がっているならそのままの学習を繰り返すのがよいと感じます。ただし、一過性の判断は厳禁です。必ず長いスパンでの成績で判断してください。

さて、ここで私が超直前期にやって効果があったなという勉強方法を。
結論→基礎論点の総見直し(テキストの基礎部分・表の再確認や過去問・答練の基礎部分など) です。
これは特に、合格点レベルの方にオススメです。
確かに、合格点付近を取れるような方は基礎もしっかりしているのが通常です。であるならば、未出論点や難解な論点を学習したほうがより得点アップが期待できそうですよね。

なら、なぜここにきて基礎論点の見直しなのでしょうか?
答え→合格レベルの方にとっては数問の上乗せよりも、本番で基礎論点を落とさないことの方が大事なため
いろんな意見はありますが、本試験ではほぼ1問以上、未出の論点や難解な論点が出ます。この時、実は高得点が取れる人ほど精神的動揺が大きく、いつもだったら鼻歌交じりで得点できていた基礎論点が妙に難しく感じたり、記憶があやふやになりがちと感じるからです。
極論、そんな未出や難解な問題なんて取れなくてもいいんです。
基礎論点+発展論点(合否を分ける論点や問題)をしっかり得点できれば択一の合格得点帯に達するのです。
となると、出題可能性の低い未出論点等の得点を目指すより、出たら絶対取れる問題を落とさないほうが重要という答えを導けるはずです。
※基礎論点の見直しすら完璧にできたなら、未出論点などの対策をするのは当然プラスになるのでそれはOKです。

長々書きましたが、一説にこの直前期は自分の好きなことをやるのが一番だという意見もあります。
私の記事もそんな多種多様な説の一つです。
最終的にはこれらを参考にしつつ、今の自分に一番必要だと「感じる」勉強を選択してください。
※この研ぎ澄まされた時期の「感じる」は結構重要です。

残り約1か月。
人生で一番勉強した時期と合格後に同期と笑顔で言い合えるように頑張ってください。
私も未だに同期とそれを言い合ったりしてますよ(笑)

次回は、残り約1か月でできる試験対策になる生活習慣(ほぼ体験談)についてお話したいと思います。

今日はこんなところで。

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