令和5年度司法書士試験、基準点発表まであと少し。上乗せ点はいくつだろう?

今日は今年度の司法書士試験基準点関連についてお話しようと思います。

来る、令和5年8月14日(月)16:00に法務省より多肢択一式問題の基準点が発表されます。
お盆のど真ん中に発表です。

では、さっそく基準点の予想の話から。
各予備校の予想を見ると、本命は午前27問、午後25問(or24問)のようです。

本当にそわそわしてしまいますね。
基準点に到達し記述の採点を受けられるのか、上乗せはどのくらいできたのか。
何にせよ、靄がかっていたご自身の合格への距離がある程度はっきりする機会ですので、すでに来年へスタートしている方も、合格当落線上の方も、ある程度安心している方も、今の自分の位置を知ることは大事だと思います。

それでは、スポットを変えて、合格に必要な上乗せ点(以下、逃げ切り点という)について考えていきましょう。
※逃げ切り点:記述式の基準点さえ突破すれば自動的に合格点に届く獲得点(問)のこと

毎年、逃げ切り点に関しては変動するので確定的なことは言えませんが、
結論としては、8問~9問が必要になってくると考えます。
直近5年の逃げ切り点の平均が25.7点(+8問では足りない)なので、もしかしたら9問寄りかもしれません。
注:あくまで素人が予想していることなので参考程度にしてください。

え・・・、とういうことは今年が上記基準点だとすると午前30、午後30でも逃げ切り点に足りない可能性があるかもしれないということです。(自分で書いてて、本当にキツイ試験だなと感じました💦)

ですが、これはあくまで択一がすごくできている受験生の方の話です。
たとえ逃げ切り点が取れてなくても(基準点+5問など)、記述でしっかり得点できているような方は、ちゃんと合格点まで届きますので安心してください。(同期の方も逃げ切り点を取れてなくても記述で巻き返して合格している方はたくさんいます。)
ただ、記述の採点自体がブラックボックスなので、どちらの方も10月10日16:00の筆記試験合格発表まで、そわそわするのは変わらないですね。本当にツライ試験です。

では、最後に、基準点発表後の過ごし方について考えていきましょう。

いろいろな受験生の方がいらっしゃると思いますが、

1 基準点に届かなかった方
→現在の勉強の仕方、時間、環境を見直してみたらいかがでしょうか?初学者の方で全範囲が終わってない方は除きますが、1年以上勉強をして基準点に到達できないのは何かしらの原因があると思ってください。
私がそうでした。間違った勉強方法や足りない勉強時間、分かった気になっていた等、見直す部分が多かったです。
各予備校の無料相談などで相談・検討をしてみてはいかがでしょうか。

2 基準点超え(上乗せ1~3問)の方
→記述に自信がある方以外は、来年を視野に入れつつ、知識の保全や発展の考慮をオススメします。
正しい勉強方法はできていると思うので、どうやったら更なる上乗せ点が取れるか、足りない何かはあったのか、基礎問題は間違ってないか。
これらを再度検討することで飛躍が見込めます。
でも、合格しているかもって思うと勉強に身が入らなかったりしますよね、分かります。

3 基準点越え(上乗せ5~9問)の方
ここまで来たら祈るしかない(笑)
記述次第で合格はつかめるはずです。
ただし、勉強する習慣を継続するのは大切です。特に民法(合格後の特別研修や他資格試験でも有益)。
他資格試験でも司法書士試験でもいいです、毎日少しでも机に向かい勉強する習慣を保持してください。
(そして、気が付いたら記述の自己採点をしている状況を許容してください。←私がこれ)

ちなみに、左の画像は、基準点発表及び筆記試験合格発表直前の私の心境です(笑)
皆、なまじ点数取れてるから怖いしビビリます。
当たり前なんです、そんなの。
歴代の合格者の方々も同じく経験することです。
なので、この心境になったら合格も近いのかもと、そんな自分を認めてあげてください。

今日はこんなところで。

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