司法書士として高校生への法教育をしてみたい!
先日、高校生を対象にした消費者教育講座というものに応募してみました。
いわゆる法教育の研修のようなものです。
法教育とは、法律専門家ではない一般の人々が、法や司法制度、これらの基礎になっている価値を理解し、法的なものの考え方を身に付けるための教育です。
以前から、特に、成年年齢の引き下げに伴い、まだ思慮が深いとは言えない学生の方々が、若年層に広がるマルチ商法や不当な契約による被害を回避できる助けになれたらいいなと思っていました。
いやぁ、正直危ないですよね。
私が成人した時(20歳)でさえ、契約が単独で締結できることの重要性も危険性も全くの無知と言っていいほどでした。
個人ブログなので言いたいことを書いてしまいますが、正直言うと「聞いてない、知らない、教えてもらってない」でした(笑)
他人のせいにするものアレですが、そういう学びの機会にめぐまれなかったのは事実です。
今思えば、トラブルに巻き込まれなかったのはただのラッキーとも言えます。
そんな私が、今の学生の方々にできることは、法教育を通じて、自らが契約等の主体であることを認識してもらい、ある程度の法的思考ができるようになっていただくこと。
未成年でいた今までとは違うこと。
意思決定や行動に責任が発生してしまうこと。
困った時にどうしたらいいかのかを知ること。
そんなことも伝えていけたらいいなと思います。
今まで法律の勉強ができた感謝の意も含め、司法書士として、得た知識を社会に還元すべく今後も法教育に注力したいと思います。