司法書士試験関連。記述式試験についての考察と向き合い方について。(令和5年度版)

本日はまたまた司法書士試験についてお話したいと思います。

知人から、相続についてブログ特化させるとか言ってませんでしたか?と言われましたが、人間たるもの方向性を微調整することは多々あります。
徒然こそが我がモットーであります。

さて、今回のテーマは試験内でもブラックボックスと名高い記述式試験について。
(何がブラックボックスかというと、採点基準や添削後の答案が全く開示されないのが理由です)
令和6年度版「記述式の採点との向き合い方について」こちら

基準点を突破し、記述試験の採点資格を得た受験生の方からすると、これが本当に悩ましい。
結果もそれを待つ時期も、です。

予備校発信の模範解答も自己採点も全てが「目安」。
まぁ、それでも予備校発信のものは近年かなり精度が高いので、そこまで目安と実際の点数が大幅にブレることも少ないかと思います。(あくまで試験直後の記憶が鮮明なうちに自分の答案を再現した場合です)

そして、ここからが本題。
私見になりますが、この記述式試験、まず間違いなく得点調整をしてきます。
0.5点刻みで傾斜配点(例:問1の1欄は5点配点、2欄は1・5点配点のような感じ)をすることを前提に、受験生の出来により、後で配点を変えてきているようにも思えます。
そうでなければ、毎年毎年、平均点が綺麗に35点付近になるワケがありません。※
おそらくは、基本の基本箇所や皆ができている箇所は多めの配点、皆ができていない箇所は少な目の配点をしているのでしょう。
※皆ができない箇所の配点を高くすると、平均点がぐっと下がりますものね。
よって、皆ができている箇所を落とさず、少しひねった論点を得点することで平均点を超える気がします。逆に、時間の関係で絶対書ききれない箇所や不動産登記とあまり関係ない論点の箇所、誰も解けないよこんなの、という箇所は落としたとしてもさほど影響はないと思います。(得点できるに越したことはないでしょうが)
※令和6年4月18日追記
令和6年度の司法書士試験の記述式問題の配点が変更になっていますのでご注意ください。

また、書いた「字」の読みやすさに関してですが、これもさほど気にしなくてもいいかと思います。
わかりやすく言えば、読めればいい、と言った感じでしょうか。
ミミズがのたくったような文字やもはや暗号か?と思われる字でなければ、それで減点はあったとしても微々たるものだと推測します。(私の同期もかなり乱筆だったが減点された様子がなかったと言っておりました

ちなみに、私が考える最大の減点は、名変飛ばし(または以後の申請が成立しなくなる登記)だと思います。
司法書士試験は実務家登用試験なので、実務で致命的なミスは試験でも致命的です。
つまり実務で申請却下になるような答案は減点もかなりのものになると考えてよいです。
逆に却下にさえならなければ、解答欄の枠ズレをしていても多少の点数は入るのではないかと思います。

長々と書きましたが、これはおそらくどの予備校さんでも言うことです。
はいはい、知ってますよ。的な生暖かい目でお読みくださると幸いです。

そんなどこかのサイトや動画で拾ってきた情報をだすんじゃないとお叱りを頂きそうなので、
以下、基準点発表経由合格発表までの記述試験との向き合い方をお話します。

とりあえず、残念ながら予備校発表基準点ギリギリ+記述崩壊の方を除き、休み休み勉強して、ゆっくりしましょう。

左の画像のように今からバリバリ勉強しないでください。
というか、記述が気になって向こう1か月は勉強できないと思います。(体験談)
そして、机に向かっても、いつの間にか記述の自己採点をしていることでしょう。(まさに体験談)

個人の感覚だと今から1か月半ぐらい経過すると、気持ちも落ち着き、普段のように勉強できるはずです。
だから、今は無理せず、気が向いたら習慣を継続させる意味で勉強し、そして、もはや何回目か分からない記述の自己採点をしてください。(しつこいですが、体験談)

もう、合格可能性のある方はこうなっちゃうんです。
仕方ないのです。

あえて、これをしなさいとアドバイスできるとしたら
・毎日トイレ掃除
・先祖の方に毎日祈る
・一日一善を目標に徳を積む
※すべて体験談です

少しオカルティックですが、私はこのおかげで合格したようにも感じます(笑)

何はともあれ、まずはゆっくりされてください♨
もしも、栄光をつかむことができたら、とてつもなく楽しく忙しい日々が始まりますので。

今日はこんなところで。

~おまけ~
あくまで参考資料としてですが
私は各予備校発表の記述配点予想を元に、甘めと厳しめで2パターンの自己採点をし、そこから出た各点数の合計値から平均値を出したら、だいたい本試験の結果となりました。
例:【A予備校(甘め採点・厳しめ採点)+B予備校(同)+C予備校(同)】÷6=本試験結果(?)
あまりあてになる検証ではありませんが、自己採点の参考の一つになれば幸いです。

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