司法書士試験合格後の就職事情とは?職歴や学歴は必要なのか?
今日は司法書士試験合格後の就職事情についてお話してみようと思います。
今、まさに令和5年度本試験を迎えようとしている受験生の皆さん。
受かった後の司法書士事務所への就職、心配ですよね。
結論から申しますと、司法書士事務所がほぼないような極端な過疎地域以外でしたら何とかなります。注
特に都市部では入れ食い状態です。(注:都市部に近づくほど就職しやすく、田舎は就職しにくいのはあります)
理由としては、司法書士有資格者の数が必要とする数より少ないからです。
決済立会や本人確認など司法書士でしか行えない業務がたくさんあり、分かりやすく言うと人手不足です。
特に大規模事務所では常に司法書士の補充を必要としている状態で、条件さえあえば即日登用もあるとか。
上記理由から、労働条件が合わず採用見送りは当然あるとしても、司法書士の資格があるということはこと司法書士事務所への就職において究極的なアドバンテージがあることは間違いありません。
それでは具体的に、合格者がどのタイミングで就職活動をするのか見聞を元に書いていこうと思います。
(あくまで私個人の主観や私の合格年度付近の方からの情報を元にしています。)
合格後の就職開始時期は大きく分けて4つ
1.筆記試験合格後すぐ(9月頃)
2.最終合格後少しあと(11月頃)
3.各研修終了後(1~2月頃) ←私はここでした
4.特別研修開始前又は研修後(4月頃~6月頃)
他に、すでに勤務していた事務所にそのまま雇用される方、合格後即独立する方、現在の会社等に残る方、独立を前提に配属研修というスタイルを取る方など様々です。
もし就職活動をするのであれば、各単位会の求人(掲載している会とそうでない会があるので注意です)サイトや就職エージェントを活用するのがよいでしょう。
では、よくあるご質問で、学歴や職歴が面接合否に影響するのかがあるのですが、
これも、正直ほとんど合否に影響はないと思います。
私ならほぼ考慮しません。(1日で辞めた職が100社あったら少し考えますが(笑))
学歴はさらに考慮しません。
労働条件(勤務地や年齢)やすでに採用が決定しているためマッチングしないことはあっても学歴職歴で判断されることはほぼないと言っていいでしょう。
かくいう私も、学歴平凡・職歴壊滅・アルバイトだらけでしたので。
司法書士合格者であればそれだけで価値があるんだと思います。
あと、気になる点は年齢ですが、はっきり言えば若年が有利です。これは事実です。
ですが、私の同期の50代60代の方もしっかり就職できています。
最後に、
月並みなセリフですが、司法書士は努力する凡人が取れる最高の資格の一つです。
令和5年度本試験まであと少しですが、受験される方、安心して勉学に励んでください。
全力で応援しております。
今日はこんなところで。