今からその資格を取っても無駄?空白キャリアは致命傷なのか?

今日はTwitterで見かけた資格に関するツイートについてお話したいと思います。

そのツイートの概要は以下の通り
キャリアの空白が心配な方が超難関資格ではない国家資格を取っても、数年のキャリアの空白を埋めることはできないので取るだけ無駄なのでは?
(※実際の文章と一部異なった表現を用いています)

結論から申し上げますと

そんなことはありません。

たしかに資格の難易度や知名度によって、合格するだけで各々のキャリアの空白を埋めるに足る資格、足らない資格があるかもしれません。
ですが、資格を取るということは、その専門知識や能力の担保だけでなく努力することができる証明です。
また、国家資格は世に必要だから、誰にでもできるわけではないからこそ、今もそこにあるのです。
その資格が必要とされる環境であれば、難易度に関係なくその人のキャリアの空白を埋めるに役立つと思います。
(後は雇用する側にとって、人柄・年齢・勤務時間・通勤時間・希望収入などがマッチングするかどうかの問題であって、取得した資格は間違いなく加点要素と考えます)

さらに、ここで実例を。
私の後輩は、上記ツイートのように数年のキャリアの空白(+職歴ほぼなし)の状態から、0スタートで宅地建物取引士の資格を目指し、見事合格。
その資格を活かして、不動産業界で就職活動の末、まったくの未経験ですが資格者正社員として登用されました。

私はこの実例を見ているからこそ、一部の超難関資格だけがキャリア空白を埋められるとは考えないのです。(宅地建物取引士も合格率15%の難しい国家資格ですが)

そして私の周りには、とある資格に合格したのちにその上位資格に挑戦し、最後には世にいう超難関国家資格に合格した方もたくさんいらっしゃいます。

このように、資格に挑戦し合格することはキャリアの空白を埋めるだけでなく、その後の上位資格への第一歩にもなってます。
また、つらい受験を頑張り合格した方は、その後実務で難題にぶつかってもあきらめず乗り越えられる方が多いと感じます。(受験は忍耐力と難題を乗り越える能力を鍛えてくれます)

改めて言いますが、どんな国家資格も無駄にはなりません。(コスパなどはあるかもしれませんが)
最初から無駄だと決めつけて、まだ見ぬ自分の可能性を自ら切り捨てるのは本当にもったいないことだと思います。
何が無駄資格なのかを考えるより、なりたい自分の手助けになる資格を探した方がずっといいですよ!

今日はこんなところで。

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